選択肢は常に目の前にある

こんにちは!
カナダ留学コンサルタント&英会話講師の宍戸律子です。

今日は留学や英会話の話ではなく
私が最近Youtubeで見つけた
とてもパワフルな動画をシェアします。

エリザベス・スマート誘拐事件

エリザベスさんは2002年6月アメリカ・ユタ州で
両親が外出中に自宅のベッドルームから誘拐され
9ヶ月後に無事保護された事件です。

地獄のような日々の中で彼女が見つけた希望

彼女は誘拐の犯人である夫婦に誘拐され、9ヶ月間は性的虐待を受け続け
逃げられないように足かせを付けられ、地獄のような日々を過ごしたと語っています。

誘拐されレイプされた時は
誘拐され殺された子達の方がラッキーだと感じたと話しています。

でも、そんな地獄のような日々の中で
誘拐され、このような虐待をこの先30年受け続けたとしても
彼女はこの夫婦に自分の人生を壊させない
何があっても生き残ると決心したそうです。

彼女は9ヶ月後に無事に発見されました。
家族と再会した時は何が起きても乗り越えられると確信したと話しています。

そして、誰もあの犯人のように自分を傷つけることはないと安心感を得たそうです。

保護された彼女に母親があげたアドバイス

保護された次の日にエリザベスさんの母親がアドバイスがあります。

“Elizabeth, what this man has done to you is terrible,
and there are not words strong enough to describe how wicked and evil he is.

エリザベス、あの男があなたにしたことはとてもひどいことで
どれだけひどく悪魔のような人か表す言葉がないほどよ。

He has stolen nine months of your life that you will never get back.

そして、彼はあなたがもう取り戻すことが絶対できない9ヶ月という時間を
あなたの人生から奪いました。

The best punishment you could ever give him is to be happy,
is to move forward with your life,

あなたが彼に与えることができる最大の罰は幸せになること
人生、前に進むことよ。

because feeling sorry for yourself and holding on the past,
and dwelling on what’s happened to you,

なぜならね、罪悪感を感じ、過去にしがみつき
自分に起きたことにしがみつくことは

that’s allowing them more control, more power
steal more of your life away from you.

彼らにもっとコントロールとパワーを与え
あなたからもっと人生を奪うということになる。

So don’t let that happen.

だから、それを起こしたらだめよ。

Justice may or may not be served,
restitution may or may not be made.

正義が果たされるかもしれないし、そうじゃないかもしれない
賠償もあるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

but don’t you dare give them another second of your life.”

だけど、彼らにあなたの時間を1秒たりとも与えてはだめよ。

この事件から彼女が得た強さ

彼女はこの母親のアドバイスに完璧に従うということは出来てはいないが
ただ私たちは試練と向き合った時に負けを認め降参するか、
戦いながら前に進むかという選択肢があることを知ったと話しています。

そして、彼女はこの自分の体験をシェアして
色々な人と話すことでたくさんのことを学んだと語っています。

“Although I would never wish it upon myself
and I certainly never would wish it upon anybody else,
I’m grateful for what has happened to me.”

「もう同じようなことを体験したくはないし、
誰にも同じようなことを体験してほしくないけれど
私は自分に起きたことを感謝している。

because of what it’s taught me,
because of the perspective it’s given to me
and the empathy I’ve felt for other survivors.

なぜなら、それが私に教えてくれたこと
なぜなら、それが私にくれた視点
そして、他の被害者に私が寄り添えることで

I’m grateful that I can make differences.”

私は世の中に変化を起こすことが出来る事に感謝しています。」

選択肢はいつも目の前にある

エリザベスさんはこの事件のことを笑顔で話していますが、
このように前向きになって性被害撲滅の運動をするようになるまで
壮絶だったことでしょう。

私も妹を突然自死で亡くすという壮絶な経験をしましたが
人って問題に直面したり、どん底まで落ちると、
目の前に2つの選択肢しかなくなるんですよね。

そのままでい続けるか。
そこから這い上がるか。

私もエリザベスさんのように選んだのは後者。

私もまだまだ落ち込んだり、罪悪感や後悔の念が湧いてくる時もありますが
そういう時は常に自分の選択肢を思い出します。

「私は這い上がって幸せになる」

予想もしなかったことがあるのが人生。
選択肢はいつも目の前にあります。

自分でしっかり在りたい姿を決めて
選択していきましょうね!

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